CJオリーブヤングは、世界最大の美容市場であるアメリカ市場への本格進出を加速させています。
2025年に現地法人を設立し、2026年5月には初の実店舗と米国専用オンラインストアを同時オープンするなど、オンライン・オフラインの両面から事業を拡大しています。
以下、主な展開状況と戦略をご紹介します。
1. 初の実店舗オープン(2026年5月)
所在地・規模
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパサデナ(Pasadena)に、約803㎡(約243坪)の大型路面店をオープンしました。
店舗構成
約400ブランド、5,000点以上の商品を取り扱っており、そのうち80%以上が韓国国内の中小K-ビューティーブランドの商品で構成されています。
特徴
アメリカの消費者が抱える肌悩み(美白、シミ・そばかす、保湿など)に合わせた売り場づくりを行い、さらにデジタル肌診断機「スキンスキャン」を導入することで、商品を実際に体験しながら選べる体験型店舗として差別化を図っています。
2. 米国専用オンラインストア「Olive Young U.S.」を開設
これまでは韓国から世界各国へ商品を発送する「グローバルモール(海外直送)」を中心に運営していましたが、アメリカ市場向けに新たな専用オンラインストア「Olive Young U.S.」を開設しました。現地物流体制を強化したことで、これまで5~7日ほどかかっていた配送期間を3~5日程度まで短縮し、より迅速なサービスを実現しています。
一方で、米国専用サイトの開設に伴い、従来のグローバルモールを長年利用していたユーザーの購入履歴や会員ランク、ポイントなどがスムーズに引き継がれなかったことから、Redditなどのオンラインコミュニティでは一時的に不満の声も見られました。
これに対し、オリーブヤングは米国専用モール戦略を維持しながら、ユーザーとのコミュニケーション強化やシステム改善を進めることで、サービスの安定化を図る方針を示しています。
3. 大規模マーケティング「オリーブヤングフェスタ LA」を開催予定(2026年8月)
2026年8月14日から3日間、ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催される「KCON LA 2026」に合わせて、アメリカ初となる大型ビューティーイベント「オリーブヤングフェスタ LA」を開催する予定です。約1,400坪という大規模なイベントスペースでは、ソウルの明洞(ミョンドン)、弘大(ホンデ)、聖水(ソンス)といった人気エリアをテーマにしたブースを展開し、韓国の最新ビューティートレンドを体験できる空間を演出します。
また、55のK-ビューティーブランドが参加し、現地の一般消費者だけでなく、バイヤーや流通関係者にも韓国コスメの魅力を幅広く紹介する予定です。今回のイベントは、単なる商品展示にとどまらず、K-ビューティー文化そのものを体験してもらう場として位置付けられており、CJオリーブヤングがアメリカ市場でブランド認知度をさらに高める重要なプロジェクトとして注目されています。

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